ここから大田原に向かって百村川が流れ出している。途中大田原市美原公園の脇を通り、親園方向に続いている。春先、大田原市内の流れで、ウグイの産卵風景が新聞記事になったこともある。
現在、大田原東武と県北運動公園を結ぶ県道の橋が改修中で、10月には全線開通予定と聞いている。
この百村川は西那須野地区の、大雨床上被害の対策として現在整備が進んでいる。前にご紹介したように、貯水池から現在建設中の国道400号バイパスの下を国道4号沿いのヨークベニマル駐車場まで、太い排水管が敷設されている。この排水幹線の支線として、旧とりせん脇の市道に沿って排水管も敷設されている。集中豪雨の時、上流から流れてくる大量の雨水をこの枝排水管で飲み込んで本管にバイパスする。
実は既にその効果があったようである。先日23日の夕立の時、4号線西三島の交差点は例年のように、膝近くまで国道が冠水した。しかしながら下流のJR西那須野駅周辺は水位が上がらなかった。まだ未完成の排水路であるが設計通りに、大水を誘導し、貯水池に一時バッファしたようである。今年の11月以降は正式に供用開始となる。来年の夏の集中豪雨は安心して居られると思う。
西那須野の情報ウェブ そすいネット
http://www.sosui.net/index.htm
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緑のあたりも冠水ポイントですが、第二ひかり前の道が冠水するのは百村川のせいですよね。あの水路を地図上で辿ると深川堀につながるのですが関係ないのでしょうか。
石林集落内の「平沢道」に交差して流れる用水は、かつて小舟で荷物を運搬する水路だったという話。百村川から念仏川に入り親園まで行ったというのですが、人に聞いた話なので確証はないです。
昭和60年代の台風により、西那須野・大田原市街地が床上・床下浸水となる水害が発生し、根本的な対策を講じるために栃木県・大田原市・西那須野町が共同して総合雨水排水計画が策定されました。
その概要は、西那須野地区の東西に1級河川(東に蕪中川、西に百村川)を整備延伸し、雨水調整して河川に放流する雨水調整池を石林乃木神社裏、下永田家畜保健所脇に設け、幹線水路、側溝等で雨水を1級河川に放流する計画になっております。
お尋ねの西那須野市街地雨水排水対策として、大量の雨水は国道4号西三島交差点、旧とりせん脇市道を経て、雨水を国道400号敷設された幹線水路で下永田雨水調整池を経て1級河川百村川へ放流されることとなります。整備は進み西那須野駅前ではその効果が出でいるようであります。
また、1,000平方メートル以上の開発行為を行う場合、敷地内で雨水を処理する雨水浸透池・調整池の設置を義務付けられております。